SAPシステムの急速な普及に伴い、現在SAPコンサルタントの需要は非常に伸びてきています。そのため、未経験でもSAPコンサルタントになれる可能性はあるでしょう。しかし、よりニーズの高いSAPコンサルタントになるには、いくつかのスキルを身につけておくことが大切です。

そのスキルとしては、ヒアリング力と提案力が挙げられます。クライアントの経営課題を解決するSAPコンサルタントには、クライアントの要望を的確に理解し、適切な提案を行う力が必要です。企業にあったSAPをカスタマイズする一方、企業の構造をSAPに合わせていく過程も欠かせません。そこで企業の業務フローなどを細かく理解し、SAP導入に繋げられるかを考えることが求められます。ヒアリング力は、クライアントに満足してもらうために最も重要なスキルと言えるでしょう。

また、経理や財務の業務知識も大切なスキルの一つです。経営に寄り添ったシステム改革を行うには、お金や人、モノに関する深い知識が必要になります。SAPコンサルタントは、こうした業務に携わった経験を活かせる職種なのです。

そして、SAPコンサルタントとして働くうえでは実務経験を問われることが多く、特に基幹システムの導入経験などがあるとライバルと大きく差をつけられる傾向にあります。SAPコンサルタントを目指す場合には、まずこのような基幹システムの導入に携われる企業に勤めて経験を積んでおくと良いです。その後はSAPコンサルタントとして会社員を続けるのでも、このサイト（http://road-to-sapconsultant.com）にあるように独立を目指すのでも良いでしょう。